高速で多機能なWebブラウザとしてiOSユーザーの間で評価の高い「Puffin Web Browser」。2017年3月27日を最後に、以降更新されていませんでしたが、その理由はAppleからリジェクトされていたためだったということがFacebookページの投稿より明らかとなりました。
開発元CloudMosa, Inc.によるさらに詳しい情報「It’s Time to Call Out the #BadApple」によると、Puffin Browserが、Appレビューガイドラインの「2.5.6: “Apps that browse the web must use the appropriate WebKit framework and WebKit Javascript.”」に抵触しているためリジェクトされていた模様です。
2.5.6は「Webブラウザは適切なWebKitフレームワークとWebKit Javascriptを使用しないといけない」という規約で、Puffinのサーバーサード側のWebブラウザがChromiumを使用していて、これが原因でリジェクトされたと説明されています。
iOSでWebブラウザがAppleのWebKit以外を使用できないのは有名な話です。例えばデスクトップ版では独自のレンダリングエンジンを使用しているChromeやFirefoxもiOS版ではWebKitを使用しています。Puffinはクラウドベースの技術を使用していて少し状況が異なる上、これまで長年にわたり許されてきた実績があるのですが、Appleがガイドラインを厳密に適用したとすれば、リジェクトされても不思議はない状況だったのかもしれません。
Hacker Newsのコメント欄でも、開発元とApple、どちらの言い分に理があるのか意見が分かれているようです。