GitHubが発表した最新のOctoverseレポートによると、GitHubで最も人気のあるプログラミング言語が、JavaScriptからPythonに変わったことがわかりました。データサイエンスや機械学習分野での需要の高まりを裏付けていると考えられています。
PythonはAI関連分野のほか、データ分析にも使われていて、多くの開発者がニューラルネットワークやディープラーニング、その他の計算集約的な分野を含む高度なプロジェクトで採用し始めているとみこまれています。
Pythonの関連技術も発展し、データの可視化や探索に適したインタラクティブなコーディング環境であるJupyter Notebooksの人気もGitHubで急上昇しています。またRやTensorFlowのような機械学習に適した言語やフレームワークの利用も増えています。
統合トップの座は譲ったものの、JavaScriptは成長を維持していて、npmレジストリを経由したコードパッケージの消費は前年比で15%増加しています。
GitHubの開発者数は急速に増加しており、グローバル・サウスで特に大幅に増加しています。2023年にGitHub CopilotのようなAIコーディングヘルパーが登場し、AIがソフトウェア開発への関心を高めていることが理由の一つだと考えられますが、世界的な成長の急増を完全に説明することはできないとされています。
GitHubの開発者数が多い国のトップは米国ですが、インド、ブラジル、ナイジェリアなど新興国の間で急増しており、特にインドは米国に迫る勢いを見せています。
GitHubは、秘密鍵や認証情報の漏洩を防ぐためにコードスキャンやシークレットスキャンといった機能を提供しており、AIを活用した自動化機能により、脆弱性が発見された場合に迅速な修正が可能となっています。
[via Neowin]