クリスマスまでの日数を数えるために使用するする「アドベントカレンダー」をIT業界になぞらえ、12月1日から25日まで連日1日1個の有益な情報を公開していく「IT系アドベントカレンダー」が今年も大量に公開されています。
これらのカレンダーは一日一個、有用な情報/Tipsを紹介するといった体裁の記事が多いのですが、本日紹介する「QEMU Advent Calendar」はこれとはちょっと(大幅に?)異なります。
オープンソースのエミュレーターソフトである「QEMU」を利用して実行することができる、ディスクイメージが連日公開されるユニークなカレンダーとなっています。
これまでのところ以下のようなOSイメージが公開されています。
- MikeOS: x86互換の16bitリアルモードOS
- Syllable Desktop: オリジナルの簡単に使用できるオープンソースOS
- FreeGEM: DOSのためのGUI。
- ReactOS: オープンソースでWindows再現を目指すOS
- Tower of Hanoi: ハノイの塔を自動実行
- MenuetOS: 完全にアセンブリで実装された高速かつコンパクトなOS
- Sorry Ass: アセンブリで書かれた懐かしのゲームを実行
- PM Invaders: インベーダーのバリエーション
ダウンロードできるディスクイメージのアーカイブには「run.sh」というスクリプトが同梱されていて、このスクリプトを動かすことでOSを実行できるようになっています。
QEMUの実行環境が準備できるかたは試してみるとおもしろい発見がありそうです。