Rails開発チームは12月9日(現地時間)、Railsの最新安定「Rails 6.1」をリリースしました(公式ブログ)。Rails 6.1は今後継続的にRailsを発展させていくために必要な機能の追加に重点を置いたバージョンとなっています。
まず、複数DBのサポートが改善され、データベースごとに接続を切り替える機能や、水平シャーディングのサポートが追加されています。db:schema:dump:namespace
、 db:schema:load:namespace
、db:structure:dump:namespace
、db:structure:load:namespace
のようなデータベースのネームスペースタスクも追加されています。
また、全ての関連をeager loadし、N+1が発生する前に停止することができるstrict loading associationsのサポートや、シングルテーブル継承の代わりに利用できるDelegated Typesの追加、非同期で関連を破壊することができる機能の追加、エラー処理を簡単に実行することができるErrorオブジェクトの導入なども行われています。
その他、Active Storageの改善や、アプリケーションが非推奨の警告を出した場合に、オプションでエラーを発生できる機能の追加、パフォーマンスの改善や不具合の修正も行われています。
Rails 6.1の変更点の詳細はCHANGELOGSで確認可能です。