Rail開発チームは20日(現地時間)、Railsの次期バージョン5.1の初のリリース候補となる「Rails 5.1.0.rc1」のリリースを発表しました。
Rails 5.1はRails 5のマイナーバージョンアップ版ですが、JavaScriptサポートの改良や、システムテスト機能の追加、暗号化されたSecretsの導入などさまざまな新機能が追加されることになっています。
リリース候補ということで前回のベータ版より完成度が高まっており、具体例としてBasecamp 3ではRCがすでに製品環境として動作していることや、Herokuが新機能に対応したプラットフォームを準備していることを紹介しています。
rc1を実際に試してみる場合以下のコマンドでインストールできます。
gem install rails -v 5.1.0.rc1
ただしRubyGems 2.6.11以降が必要とのこと。
gem update --system 2.6.11
Rails 5.1リリース後は、バグフィックスは5.1.xに、セキュリティ修正は5.1.x、5.0.xに、深刻なセキュリティ修正は5.1.x、5.0.x、4.2.xに適用されることになります。すなわち4.x系列はサポートされないことになるため、古いバージョンのRailsを利用している開発者は、新バージョンへの移行を見据えて作業を始めた方が良いかもしれません。