Raspberry Piが新しいマイコン「Pico W」を発表しました(The Verge)。
Pico Wは昨年発売された4ドルマイコンPicoの後継機種で、基本的に同じハードウェアですが、802.11n Wi-Fi通信に対応しています。価格はこれにともない4ドルから6ドルに上昇しています。
Raspberry PiのCEOであるEben Upton氏は、「製品に無線を追加するのは非常にコストがかかる」とし、Picoからの50%の価格上昇に理解を求めています。
無線通信に利用されているチップは、Infineon CYW43439チップで、このチップは本来Bluetoothもサポートしているはずですが、Pico Wでは有効になっていません。ただし将来的に有効にすることを検討していることは示唆されています。
Raspberry Piは他にも5ドルの「Pico H」と7ドルの「Pico WH」を発表しています。それぞれベースバージョンから1ドル高くなっており、ベースバージョンには普通のパッド状のピンが付いているだけなのに対し、あらかじめピンヘッダとデバッグコネクタが付属しているそうです。