macOSはAppleによる洗練された外観が魅力の1つですが、ソースコードは完全に公開されているわけではありません。macOSがサポートするハードウェアはMacだけに制限されてる事からもわかるように、Appleによる厳格な制御が行われているのです。
本日紹介する「ravynOS」は、macOSの洗練された体験を維持しつつ、FreeBSDの自由さをも提供することを目指して開発が進められているオープンソースオペレーティングシステムです。
まだ開発の初期段階にあり、公式サイトからイメージファイルをダウンロードする事ができるものの、動かすためには実機(FreeBSD-CURRENT (14.0)が動作するハードウェア。2GB(8GB推奨)のRAM)が必要とのこと。
以下のような特徴を持っています。
- クリーンデザイン
- グローバルメニュー
- 一貫したショートカット
- シンプルなインストール
- おなじみのフォルダ
- Cocoa AI
- openなど便利なコマンド
- 優れた安定性
スクリーンショットもいくつか公開されています。
基本部分はFreeBSDであるものの、UIやフォルダ構成やAPIは、macOS互換を目指して開発が進められているようです。多くのFreeBSD portsやアプリが動き、Linuxアプリや、小規模なDarwin & macOSバイナリもravynOS上で動作させることができるとのこと。
同種のOSとして、オープンソースでWindows互換を目指す「ReactOS」が存在します。ravynOSはこれのmacOS版となるのでしょうか。今後の発展に注目したいと思います。