Microsoftは、Windowsをバージョンアップする毎にUIの改良を続けていますが、全てのユーザーを満足させる事はできていないようです。
Windows 11でもタスクバーやスタートメニューが刷新されたものの、以前は使用できた一部の機能が省略されたり、パフォーマンスが低下したりといった不満が寄せられています。
このようなWindows 11のUIやUXの不満を解消するために開発が進められているのが、本日紹介する「Rebound 11」です。
Rebound 11は、WinUI 3のモダンなUI機能を活用し、Windows 11の体験の改善を目指すもので、Win32とMicrosoft Storeアプリケーション両方との互換性を維持しながら、システムとシームレスに統合されるさまざまな独自アプリケーションを提供します。
OSの重要なシステムファイルを変更せず、簡単に元に戻すことができるという特徴を持っています。またWindowsの更新プログラムも通常通りインストールできることが期待されています。
以下使用方法を説明します。
Rebound 11の使用方法
Rebound 11は比較的安全なソフトウェアだとされていますが、実行により何らかの不具合が発生する可能性はあります。事前にバックアップを作成しておくことをおすすめします。
Rebound 11 Hubの実行ファイルをGitHubからダウンロードして実行します。
Rebound 11 Hubを実行すると以下のような画面が表示されます。
▲この段階ではまだシステムの改造は行われていません。サイドメニューで「Rebound 11」を選択し、「Install」をクリックします。
▲インストールが始まります。インストールにはそれなりに時間がかかり、完了後は再起動する必要があります。
▲再起動するとスタートメニューのおすすめから、「Rebound 11」の各種アプリを起動することができます。
▲残念ながら日本語化はされていませんが、Rebound 11版のControl Panelやデフラグツールなど便利なアプリを使用することができます。
なおRebound 11を実行するためには、4GBのメモリと2GBのストレージ容量、DirectX 12互換のグラフィックプロセッサーが必要です。
まとめ
Rebound 11はWindows 11のUI/UXの改善を目指したサードパーティ製ツールです。完全とはいえませんがシステムファイルを変更せず比較的高い安全性が特徴となっています。