Microsoftは2日(現地時間)、Internet Explorerの最新版をリモート実行できる便利サービス「RemoteIE」を公開しました(IEBlog、窓の杜)。
RemoteIEは、現在Windows 10 Technical Previewで提供されている最新版IEのテストを広範囲で実行可能にするために開発されたサービス。Microsoft Azure上に配置されたアプリケーションあたかもローカルアプリのように実行することができる「Azure RemoteApp」というテクノロジーを利用し、IEをローカルアプリのように実行することができます。
すなわち、今まで仮想環境を使うしかなかった最新IEのテストが仮想環境なしで可能になるとても便利なサービスといえるでしょう。Windows / Android / iOS / Macなどから利用可能なサービスですが、特にWeb開発で利用者が多そうなMacユーザーにとって恩恵のあるサービスかもしれません。
ということで早速使用してみました。
Macから使う方法
要Microsoftアカウントです。ざっくり書くとRemoteIEのサイトに登録し、Microsoft Remote Desktopから接続するだけで使用可能となります。
RemoteIEのサイトでサインアップを行い登録します。すると「Azure RemoteApp」のダウンロードリンクが表示されるのでダウンロードします。
Microsoft Remote Desktop
カテゴリ: ビジネス
価格: 無料
Macの場合「Azure RemoteApp」は「Microsoft Remote Desktop」アプリへのリンクとなっていました。
↑Microsoft Remote Desktopを起動し、「Microsoft RemoteApp」をクリックします。
↑Microsoftアカウントでログインします。
↑ダイアログに「Internet Explorer」と表示されたらそれをチェック。するとMicrosoft Remote Desktopのウィンドウに「IE Technical Preview」と表示されるのでこれをクリックします。
↑少し待つと…おおお!!IEがローカルアプリのように起動しました。スクリーンショットではわかりづらいですがMac上で動いている"リモートのIE"です。
動きはちょっともっさりしていますが普通のブラウザのように使えます。ためしにこのサイトを表示してみたところ。
IEのバージョンはこんな感じでした。
まとめ
10分利用がないとセッションが自動切断されるとか、連続使用が1時間に限定されるとか制限事項はありますが、テスト目的には十分使えそうです。いろんなバージョンのIEが動かせればさらにテストが捗りそうなので今後の発展にも期待したいですね。