大量に画像をアップロードする必要のあるブログサイトを運営している方にとって無視できないのが、画像ファイルのサイズです。一つ一つはそれほど大したことがないサイズでも、ファイルの数が多くつれ、サーバーの容量を圧迫していきます。
そんな悩めるブログ運営者にお勧めのアプリが「JPEGmini」です。JPEGをオリジナルの画質をできるだけ保ったまま、効率良く圧縮できるアプリとして、ブロガーから高い評価を受けています。
通常版の「JPEGmini」は、Mac版とWindows版が存在して価格は19.99ドル。プロ向けの「JPEGmini Proは」は処理できる写真の容量が大きくなり、LightroomプラグインやPhotoshop拡張が付属して149ドル。サーバーサイドで使用できるJPEGmini Serverは199ドル/月となっています。
今回はこの中で、個人向けの通常版「JPEGmini」のMac版をご紹介します。
JPEGmini
カテゴリ: 写真
価格: ¥2,400
オリジナルの解像度、画質、JPEGフォーマットを維持したまま、写真のファイルサイズを最大5倍縮小することができるユーティリティ。
なお、Mac版はMac App Storeから購入することができます。
ドロップして圧縮するだけ
JPEGminiの使用法は簡単で、JPEGファイルをメインウィンドウにドロップするだけです。
ドロップすると自動的に圧縮処理がおこなわれ、圧縮で削減できたサイズが画面上部に表示されます。複数のファイルをまとめて圧縮することもできます。
デフォルトではオリジナルファイルをそのまま圧縮して置き換えますが、動作モードを変更すれば圧縮後のファイルを別フォルダに書き出すことも可能です。
動作モードを変更する場合、「Preferences」で「Operation Mode」を変更します。
- Optimize Originals: オリジナルファイルを最適化
- Export to Folder: 最適化したファイルを別フォルダに書き出し。画像ファイルのリサイズも可能
「Apply」ボタンを押せば変更が適用されます。
実際の圧縮率は?
アプリの説明によると「最大5倍圧縮可能」とありますが(例えば9.4MBが1.7MBに)、それはよほどうまく圧縮できた場合で、普通はそこまで縮めることはできません。
例えば下のようなファイルを圧縮してみると…。
▲オリジナルの画像ファイルのサイズは81KB。
▲圧縮後が73KBとなります。
▲圧縮率はそれほど高くないのですが、画像の品質的にはそれほど劣化していないことが分かります。一枚一枚はたいしたことない節約でも、ファイル数が大きくなると無視できません。
まとめ
JPEGminiは画像をそれほど劣化させることなくサイズを減少させることができる優れたツールです。JPEG以外は対応しておらず、Automationに対応していないなど、自動化する方法が提供されていないのが残念ですが(自動化はJPEGmini Serverを使って欲しいということでしょうか)、少しでも画像サイズを圧縮したい方にとってはおすすめのアプリです。