近年、機械学習をはじめとしたAI関連技術の応用が進んでいます。
本日紹介するMac用の壁紙アプリ「WallBot」もそのような応用例の1つ。機械学習を利用して、自分好みの壁紙を自動的に探し出してくれるという特徴を持っています。
Unsplashに登録されている膨大な写真をダウンロード・表示することが可能なだけではなく、画像が切り替わるタイミングで、好みかそうでないかを指定することで、徐々にユーザーの好みが学習されていくのです。
WallBotは以下のような特徴を持っています。
- 機械学習
- 簡単に使用できる
- 100%自動化可能で柔軟製が高い
- 好みのカテゴリをベースに
- 豊富なコンテンツ
- ソーシャル対応
なお機械学習に関してはAppleの提供するCoreMLフレームワークを使用してローカルに実行されるため、外部にデータが提供されることはないとのこと。
以下使用方法を説明します。
WallBotの使用方法
WallBotを実行するとメニューバーにアイコンが表示されます。
▲最初は組み込みのカテゴリの中から好みの壁紙を選んでいくと良いかもしれません。カテゴリには例えば「Black and White(白黒)」「Business(ビジネス)」「Winter(冬)」「Technology(技術)」などが準備されていて、メニューからカテゴリを選ぶと壁紙の候補がプレビュー表示されます。カテゴリは設定画面で自由に変更可能です。
壁紙を変更すると以下のようなポップアップが表示されます。
▲好みの画像だった場合は上向きの親指アイコンを、そうでない場合下向きの親指アイコンをクリックして評価します。情報が蓄積されていくことで「Based on what you like(あなたの好みに基づいて)」メニューで推薦される壁紙の精度が向上していくことが期待できます。
ちなみにポップアップウィンドウの下半分には、表示された画面をどのように認識しているのかという詳細が表示されています。
その他ランダム表示や、色、場所を指定した壁紙の表示機能を利用することもできます。
▲設定画面では自動起動設定などの一般設定や、カテゴリの設定、ショートカットキーの設定、CoreMLのタグの設定などが可能です。
まとめ
WallBotを日々利用していれば、膨大なUnsplashの画像の中から好みのものを自動的に見つけ出して壁紙に設定してくれるよう成長するかもしれません。壁紙マニアの方におすすめのアプリです。