Ruby開発チームは12月12日、Ruby 2.4系のリリース候補「Ruby 2.4.0-rc1」をリリースしました(ruby-lang.org)。最新版のソースコードは上記リンクをたどって入手することができます。
rc1は2.4系初のリリース候補としてRubyコミュニティのフィードバックを得るためにリリースされているもので、提案やバグレポートをフィードバックとして送信することができます。
Ruby 2.4.0では、ハッシュテーブルの改良やirbの強化、FixnumとBignumのIntegerへの統合、StringのUnicodeのケースマッピングのサポートが行われるほか、Array#maxとArray#minやRegexp#match?のパフォーマンスの改善、Thread#report_on_exceptionとThread.report_on_exceptionによるスレッドのエラーレポート機能の改良などが行われる予定です。
また2.3からの主な変更点としては、OpenSSL 1.1.0のサポート(0.9.7のサポートの廃止)、ext/tkとXMLRPCのstdlibからの削除があげられています。