開発者やヘビーユーザーには、さまざまな情報を一覧して関しすることができる「ダッシュボード」と呼ばれるタイプのツールが人気です。
本日紹介する「Sampler」もそのようなダッシュボードツールの一つです。
Go言語で作成されたオープンソースソフトウェアで、YAML形式の設定ファイルを利用して、比較的簡単に自分好みのダッシュボードを作成できるという特徴を持っています。
ランチャートやスパークライン、バーチャート、ゲージ、テキストボックス、アスキーボックスといったパーツが利用可能で、条件によってサウンドを再生することも可能です。
以下使用法を説明します。
Samplerの使用方法
SamplerはGo製のツールでマルチプラットフォーム対応です。macOSの場合以下の手順でインストールすることができます。
brew caskの場合:
brew cask install sampler
それ以外の場合(通常sudoが必要です):
curl -Lo /usr/local/bin/sampler https://github.com/sqshq/sampler/releases/download/v1.0.1/sampler-1.0.1-darwin-amd64 chmod +x /usr/local/bin/sampler
これ以外にもLinuxやWindowsでも使用することができます。
Samplerを実行するには「-c」オプションで設定ファイルを指定し、以下のコマンドを実行します。
sampler -c config.yml
最初、空の状態から設定ファイルを作成するのは大変なので、リポジトリに含まれるexample.ymlを使用するのが良いでしょう。
sampler -c example.yml
実行すると以下のような画面が表示されます。サンプル設定ファイルはダークテーマを採用しているので、ダークテーマのターミナルで表示することをおすすめします。
設定ファイルを確認するとYAML形式で比較的分かりやすい書式であることがわかります。
例えばランチャーとバーチャートを残し、幅を広げてみます。
サンプルファイルをカスタマイズしつつ自分好みのダッシュボードを作り上げていきます。
公式サイトにはデータベースや、Kafka、Docker、SSHなどのサンプルも掲載されています。実用的な使用法を探している方は参照してみると良いでしょう。
まとめ
Samplerはさまざまな情報を一覧できるターミナルダッシュボードツールです。ターミナルを愛用する開発者の方は試してみてはいかがでしょうか。