Samsungは10月、GalaxyデバイスでLinuxを動作させる「Linux on Galaxy」プロジェクトへの取り組みを開始したことを発表しました。
Linux on Galaxyでは開発者は、Samsungのスマートフォン上でUbuntuを初めとした好みのLinuxディストリビューションを動作させることが可能となります。ベストなパフォーマンスを引き出すため、Androidを動かしているのと同じカーネルがLinuxディストリビューションでも使用されるのです。
今回SamsungはこのLinux on Galaxyの新たなデモ動画を公開し、AndroidアプリをAndroidスマートフォン自体の上で開発できることを実証しています(MSPoweruser)。
動画ではGalaxyデバイスをDeXと呼ばれるDockに差し込み、接続されたディスプレイやキーボード、マウスを使って統合開発環境Eclipsを操作する様子が確認できます。
Linux on Galaxyはまだ試験段階ですが、興味のある開発者はLinux on Galaxyの公式サイトからメールアドレスを登録し、通知を受け取ることができます。
近年スマートフォンのパフォーマンス向上は著しく、例えばiPhone 8のベンチマークスコアはMacBook Proを超えたと話題になっています。ありあまるパワーを有効活用するための取り組みとして、Samsungの野心的なプロジェクトに注目があつまりそうです。