プロ棋士と将棋ソフトが団体戦で対戦する「将棋電王戦FINAL」の第5局が本日、将棋会館で行われ、阿久津主税八段がAWAKEに勝利しました(朝日新聞)。
午前中に対局が終了する異常事態の原因は、コンピューターソフトAWAKEが「△2八角」と打ち込んでしまう絶対不利の状況に誘導されたため(角がタダ取りされてしまうらしい)。今後対局を続けても勝ち目なしという開発者巨瀬亮一氏の判断によりAWAKEが投了したようです。
棋譜は以下の通りで先手「▲1六香」のあと後手AWAKEの投了となりました。
▲7六歩△3四歩▲6八飛△8四歩▲4八玉△6二銀▲1六歩△8八角成▲同 銀△4二玉▲1五歩△3二玉▲2八銀△2二玉▲2六歩△5四歩▲2七銀△5三銀▲9六歩△2八角▲1六香
2八角戦法は、AWAKEの100チャレンジで見つかった戦法として有名で、阿久津主税八段があえてこの戦法を採用したことに対し議論が巻き起こりそうです。現在ニコニコ生放送では、将棋電王戦FINALの振り返り解説が行われています。