コンピューターを使用した作業の生産性を高めるには、キーボードショートカットをいかに効率良く使用するかという点が重要になってきます。
本日紹介する「Shortcat」は、キーボードの操作性を高めることで、マウスを一切使わずにあらゆる操作が実行できるようになるかもしれないmacOS用アプリです。
ボタンやチェックボックスなど通常キーボードでは選択しづらい部品を、素早く文字列を入力して選択する機能を提供します。
macOS 10.10以降に対応した18ドルの有料アプリですが、ベータ期間中は無料で使用することが可能となっています。
Shortcatの使用方法
Shortcatを初めて起動すると以下のような画面が表示されます。
▲アクセシビリティ設定でShortcatを許可するため、右下の「Open Security」をクリックします。
▲左下の鍵アイコンをクリックし「Shortcat.app」にチェックを入れます。
Shortcatを実行した状態で「Command + Shift + スペース」を押すと小窓がポップアップします。
▲例えば上記画面で「f1」と入力すると、該当する「F1、F2などのキーを標準のファンクションキーとして使用」というチェックボックスがハイライトされます。この状態でエンターキーを入力するとマウスでクリックしたのと同じアクションが実行されます。なおダブルクリックも可能で、素早くエンターキーを2回連続で入力します。Command+クリックを実行するにはCommand+エンターキーを入力します。
▲入力した文字列に複数の部品がマッチする場合、「Control + アルファベット」で絞り込むことができます。上の画像の場合「タブで」を入力した段階では複数の候補が存在する状態ですが、「Control + H」を入力することで、「H」のチェックボックスを選択することができます。
その他詳しい操作方法は公式ドキュメントで確認可能です。
まとめ
Shortcatを利用すると普通ならばキーボードでは選択しづらい画面上の部品を素早く選択することができます。気になるのは、2013年〜2014年ごろは活発に開発されていたのに対し、最近はあまり更新されていなさそうなことですが(それでも2018年に最新版が公開されています)、キーボード好きならばチェックする価値のあるアプリではないでしょうか。
タイトル | Shortcat | |
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公式サイト | https://shortcatapp.com/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/7629-shortcat | |
説明 | クリックできる部品をキーボードで選択することができるmacOS用ユーティリティ。 |