Mac用の人気ベクタードローアプリ「Sketch」のライセンスモデルが変更されることが公式ブログで発表されました。
これまでの、Sketch 2.0、Sketch 3.0といったメジャーバージョンアップ版がリリースされたタイミングで有償でライセンスを更新し、その間のマイナーバージョンアップが無償になるという形式から、どのタイミングでライセンスを購入しても、ライセンス購入後1年間の無償アップグレードが保証されるという形式に移行します。
ライセンス移行に際して既存のSketch 3ユーザーには今後6ヶ月間もしくは購入から1年間どちらか長い方の無償アップグレード期間が提供される模様です。
新ライセンスは年額99ドルのサブスクリプションモデルに近い形式ですが、ライセンス期間が切れても購入したSketchは使用し続けることができる点が大きく異なっています。
ライセンスモデルの変更にともない、今後「Sketch 4.0」といった大々的なメジャーバージョンアップは計画されておらず淡々と機能の追加を行っていくようです。
Bohemian Codingはライセンスモデル変更の理由として、ユーザーがライセンスを購入した次期によって無償でアップグレードできる期間が異なる不公平をなくすことをあげています。とはいえVersion 3.xの期間は2年間ほど続いており、99ドル/1年への変更は実質的な値上げなのではないかと指摘する声もあり、ユーザーが多いDesigner Newsでも大きな議論となっています。