AdobeのカンファレンスMAX 2013で、「今後CSの新製品は発売されず(=CS7なし)、Creative Cloudのみに集中。しかもFireworksは開発中止」という衝撃的な発表がありました(TechCrunch日本版、Ars Technica、Hacker News)。
パッケージ販売を除々に縮小しているという事は知っていましたが、CS6で打ち止めになってしまうとは想定の範囲外。昨年アップグレードポリシーを直近1バージョンまでに改定する大騒ぎもあったことだし、最低でもCS7は出ると思っていたのですが、あれっていったいなんだったんでしょうか…。
Creative Cloudのメリットって?
AdobeがCreative Suiteを捨ててまで、Creative Cloudに移行しようとする本音の理由は、計算できる固定収入の確保ではないかと推測されています。パッケージ版をリリースしても2年に1回のバージョンアップ時にしか収入を望めないし、バージョンアップするユーザーの割合も不明確だし、Crack版が流出する危険性があるからです。
Creative Cloudは全てのバージョンが使用できて、バージョンアップがスムーズという利点もありますが、たまに使うレベルのユーザーからすると月額制はきつい…。ホビーユーザーからするとCreative Suiteも残しておいてほしかったです(単体パッケージ版も)。
Fireworksも開発中止
Fireworksに関してはAdobeのBlogに記述がありますが、公式Blogなのでホントのところの理由はわかりません。ただ開発されなくなったということがわかるだけです。PhotoshopとIllustratorの特徴を併せ持つツールで、Web制作では愛用していた人も多数いたはず。今回の決定に失望した人は多いでしょう。コメント欄もえらいことになっています。
代替ソフトってあるの
Hacker Newsであげられている代替ソフトをピックアップしてみます。これを機会に他のソフトにチャレンジしてみようかという人はどぞ。
Pixelmator
Pixelmator
カテゴリ: グラフィック&デザイン
価格: ¥1,300
Mac用。Photoshop代替。
Artboard
Artboard
カテゴリ: グラフィック&デザイン
価格: ¥2,600
Mac用。Illustrator代替。
Scribus
Mac/Windows/Linux用。オープンソース。InDesign代替。
Sketch
Sketch
カテゴリ: グラフィック&デザイン
価格: ¥4,300
Mac用。Fireworks代替。