ビットコインは言うまでも無く、巨額流出事件で話題になったNEMなど、今年も仮想通貨に関する話題には事欠きません。仮想通貨は取引所などを利用した「購入」のほか、コンピューターを利用した「採掘」によっても入手可能で、ユーザーのCPUを仮想通貨のマイニングのため不正に使用するアドウェアも登場してきています。
このような中、Mac App Storeで公開されていたアプリ「Calendar 2」に、バックグラウンドで仮想通貨の採掘を行うことで、全ての機能が有効になる購入オプションが存在していたことが話題となっています(The Verge)。同アプリでは画像からも分かる通り、バックグラウンドでの採掘を許可するか、17.99ドル/一回、0.99ドル/月を支払うことでアプリの全ての機能が有効になる有料オプションが存在していた模様。
ただしアプリには、ユーザーがオプトアウトした場合にもマイニングが動作するという不具合に加え、想定以上にCPU負荷がかかる(ユーザーの指摘では200%のCPU負荷になったとか)というバグも存在し、アプリ提供側が想定したようには動作しなかったようです。
Calendar 2を制作したQbixは不具合を認め採掘機能を次のバージョンから削除すると説明しています。なおアプリは現時点でMac App Storeから削除されていますが、これがAppleによるものか、Qbixによる自主的な削除かは不明な模様。