Fedora開発チームのMatthew Miller氏は本日、Linuxディストリビューション「Fedora 25」の正式版をリリースしたことを発表しました(アナウンス、Phoronix、Neowin)。
Workstation/Server/Cloud向けの各エディションのインストールイメージをgetfedora.orgより入手することができます。また既存環境からアップグレードする場合のアップグレードガイドも公開されています。
デスクトップ向けエディションであるFedora 25 Workstationの新機能としてはまず、長らく待ち望まれたWaylandディスプレイサーバーが公式に追加されたことがあげられています。従来のX11システムを置き換えるもので、モダンなグラフィックハードウェアに適合し、スムーズでリッチなユーザー体験を提供することが期待されています。
さらにGNOME 3.22への更新も行われ、複数のファイルのリネーム機の追加、キーボードの設定ツールの更新、UIの改善などが行われています。またMP3フォーマットのデコードも可能となっています。
開発者向けでは、Docker 1.12や、Node.js 6.5、Python 2.6/2.7/3.3/3.4/3.5がサポートされるなど、各コンポーネントの最新パッケージが含まれています。