世の中にはたくさんのGitHubクローンが存在しますが、高機能でもインストールが面倒だと、なかなか手が出しづらいものがありますよね。実際に使えるものかどうか確認したいだけなのに、動かすだけで精一杯だとやる気が萎えてしまいます。
ということで、手間をかけずにGitHubクローンソフトを体験したい方にオススメしたいのが「GitBucket」です。 gitbucket.warをダウンロードしてjavaを使って実行するだけという超簡単インストールで即動かすことができます。
インストール方法
gitbucket.war(現段階で最新版は1.12)をダウンロードし、以下のようにjavaを使って実行します。MacのJava6でも問題なく動きました。
java -jar gitbucket.war
正常に起動したのを確認したら、ブラウザから「http://localhost:8080」へアクセスします。
ログイン画面が表示されたら成功。「root/root」でログインできます。簡単すぎる!!
使用方法
GitHubに慣れていれば戸惑うことは少ないかもしれません。
↑ユーザーごとにプロジェクトを作成できます。
↑プロジェクト作成後のインストラクション。GitHubと同じように使えそうです。
↑ユーザー作成画面。
↑各種設定画面。各種ファイルは環境変数GITBUCKET_HOMEで指定された位置に作られます。バージョン1.12からは設定すればssh経由でのリポジトリアクセスも可能に。
まとめ
実運用する場合、Servlet 3.0対応のアプリケーション・サーバー(Tomcat 7.x、Jetty 8.x、GlassFish 3.x)と組み合わせる事を考えると、もう少し手間がかかるかもしれません。
とはいえ、単に実行するだけなら、とても簡単に動かすことが可能であることが分かっていただけたと思います。
作者takezoe氏の言葉によると、GitBucketは「Github Enterpriseは高いしOSSではない、GitLabはインストールやバージョンアップがめんどくさい、という隙間を狙ったプロダクト」と位置づけられています。社内や個人用途で気軽に使うことができるGitHubクローンとしてなかなか有望そうですね。
個人的にも、GitLabのインストールを断念したところに発見した救世主的ソフトなので、今後個人的なプロジェクトで使っていく予定です。