IETF HTTP Working Groupの議長Mark Nottingham氏は、ブログ記事「HTTP/2 is Done」にて、次世代のWebプロトコル「HTTP/2」と「HPACK」がIESGに正式に承認されたことを発表しました(slashdot、The Verge、Phoronix)。この後RFC EditorによってRFC番号が割り当てられ、編集作業を経て、正式に公開される手はずとなっています。
HTTP/2はGoogleによって開発されたSPDYをベースとし、HTTP 1.1とも互換性を保持しながら、様々な新機能により高速通信を可能としたプロトコルです。HTTP/2に関して、日本のHTTP/2コミュニティの貢献が、Mark Nottingham氏によって賞賛されていることからも分かる通り、日本語ドキュメントも充実しています。
一方HPACKはHTTP/2のヘッダ圧縮のための仕様で、こちらの仕様も公開されています。
GoogleはすでにChromeでSPDYのサポートを終了し、HTTP/2に段階的に移行することを発表しているため、思ったより、HTTP/2の恩恵を受ける日は近いのかもしれません。HTTPプロトコル初のメジャーバージョンアップでWebは次の段階に進むのか注目ですね。