Red Hatは5月7日(現地時間)、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)の最新版となる「Red Hat Enterprise Linux 8」の一般提供を開始(GA)したことを発表しました(Phoronix)。
RHEL 8はRHEL 7から5年後に公開されたメジャーバージョンアップ版で、Wayland上で動作するGNOME 3.28や、Linux 4.18などの各種ソフトウェアが同梱されています。昨年公開されたFedora 28をベースとしているため、最新版のソフトウェアが同梱されているというわけではありませんが、2024年5月までのサポートが保証されています。
その他、パッケージマネージャのYUMがDNFに置き換えられ、ステムのコアに影響を与えず新しいツールを利用することができるAppStreamが追加されるなど、さまざまな変更が行われています。
なおRHELは有料製品ですが、今後RHELの機能を無料でほぼ再現したCentOSなどのクローン系LinuxディストリビューションがRHEL 8に追随していくことになります。