最近CPUの欠陥「Meltdown」「Spectre」が発見され大きな話題となっています。
脆弱性はCPUのマイクロコードの修正では対応できず、パフォーマンスダウンを伴うBIOSやOS、ブラウザなど各種ソフトウェアのアップデートが必要とされるなか、Intelはこれら脆弱性に抜本的な対策を施した新しいCPUを今年後半にリリースする計画をたてているようです(Neowin)。
Intelは25日、第4四半期の決算発表を行い、投資家やアナリストに対し、CPUの脆弱性に対する根本的な修正が行われていることを約束しました。CEOのBrian Krzanich氏は、「顧客やパートナーと共に24時間体制で作業」しており、ソフトウェアの修正を行うこと以外にも、「やるべきことがはっきりとわかっている」と説明しています。
長期的にはインテルは、セキュリティリスクを恒久的に回避するためにプロセッサーの変更を実施する予定で、SpectreとMeltdownの影響をうけない「シリコンベース」の変更が含まれる、新しいプロセッサーが今年後半に市場に登場する予定のようです。
脆弱性が指摘された際、CPUのアーキテクチャに問題があり、修正に数年単位の時間がかかるのではというコメントもあったなか、本当に問題が修正された新しいCPUが今年中に登場するのか注目を集めそうです。