SQLite開発チームは8月24日(現地時間)、SQLiteデータベースの最新版v3.43.0をリリースしました(Phoronix)。
SQLite 3.43では、Contentless-Delete FTS5インデックスがサポートされています。これはFTS5フルテキストサーチインデックスの一種で、インデックスされるコンテンツの保存を省略し、同時にレコードの削除を可能にします。
ドキュメントではContentless-Deleteテーブルについて次のように説明されています。
contentless-deleteテーブルがcontentlessテーブルと異なるのは、次の点である:
- contentless-deleteテーブルはDELETE文と"INSERT OR REPLACE INTO"文の両方をサポートしている。
- contentless-deleteテーブルははUPDATE文をサポートしているが、fts5テーブルのすべてのユーザー定義列に新しい値が提供された場合に限る。
- contentless-deleteはFTS5 deleteコマンドをサポートしていない。
また、JSON処理も改良され、大きなJSON文字列ではJSONデータ処理のパフォーマンスが2倍に向上しています。
その他、 SQL関数のtimediff()やoctet_length(X)の追加、クエリプランナーの強化などさまざまな改良が行われています。
リースノートはこちらで確認可能です。