ターミナルでconfigureやmakeを実行した際、大量に表示される文字列に圧倒された経験のある方は多いと思います。
本日紹介する「stail.sh」は、そのような場合に便利なユーティリティスクリプトです。標準出力の最後のn行(デフォルトでは5行)だけを表示し続けることができるので、今起こっている事に集中して情報をチェックすることができます。
Redditで紹介されていたスクリプトで、ソースコードはGitHub Gistにて公開されています。
目次
stail.shの使用方法
ブラウザでGitHub Gistを開きます。「Raw」ボタンをクリックしてソースコードを表示し、「ファイル > 別名で保存」でファイルとして保存します。名前はstail.sh
とします(必要に応じて実行ビットも立ててください)。
stail.sh -h
を実行すると以下のような使用方法が表示されます。
$ stail.sh -h Usage: /Users/sora/uconf/bin/stail.sh [-n LINES] [-p PREFIX] [-w] [-h] Continuously displays the last '-n' lines of 'stdin'. Parameters: -n Number of lines to display (default: 5). -p PREFIX Prefix lines with 'PREFIX'. -w Preserve blank lines (default: false). -h Display this help
例えば./configure | stail -n 10
と実行します
▲./configureの実行結果をstail.shが標準入力から受け取り、最新10行が常に表示され続けます。これ以外に例えばls -R | stail.sh
でファイル一覧表示の最新n行を表示し続けるといった事もできます。
このリンクで実際に動く様子が確認できます。
まとめ
stail.shはシンプルながら便利なユーティリティです。シェルスクリプトに自身のある方は自分好みのツールに改造してみても良いかもしれません。