ついに発売されたValveの携帯型ゲーム機「Steam Deck」。Steamのゲームをいつでもどこでもプレイできるゲーム機として注目を集めていますが、数名のオーナーがはやくもスティックのドリフト問題を報告していることがわかりました(The Verge)。
ジョイスティックのドリフトは、実際にスティックを押していないのにもかかわらず入力が発生してしまい、ゲーム内のキャラクターやカーソルが動き続けてしまうという現象です。Nintendo SwitchのJoy-Conドリフト問題が有名ですが、PS5のDualSenseコントローラーでもドリフトの問題は報告されており、アナログスティックを搭載した最近のゲームコントローラーで避けることのない問題となっています。
Steam Deck subredditに投稿された3つの動画では、ユーザーがスティックに触れていない状態で、入力が発生し続ける状態が確認できます。
今回の問題は、使い込まれたSteam Deckではなく、新品で発生しており、問題が深刻である可能性がありますが、影響の範囲は不明です。現在数万人がSteam Deckを入手していると推定されているものの、問題を報告している動画は数本しか存在しないためです。
Valveからのコメントはなく、Steam Deckのパーツの正規販売店の1つになる予定のiFixitでも、交換用パーツの販売はまだおこなっていない模様。Redditにはデバイス設定で、スティックのデッドゾーンを広げる修正方法がまとめられており、問題を回避する場合に役立てることができそうです。