sudoとsuの安全性を高めるため、これらプログラムのRustでの書き直しが進められていることが分かりました(Phoronix)。
Amazon Web Servicesから資金援助を受け、Ferrous SystemsとTweede Golfのチームが、ソフトウェアの安全性を高めるために、Rustでsuとsudoの書き換えを開始したとのこと。
sudoとsuはUNIX系オペレーティングシステムでroot権限を取得する場合などに使用されるプログラムです。sudoは1980年代に開発され、その後数十年にわたりオペレーティングシステムの必須ツールとして使われ続けています。しかし、C言語で書かれているためsudoはメモリ安全性の問題に関連する多くの脆弱性が指摘されてきました。
この取り組みに関する詳細は、memoriesafety.orgで確認可能です。また開発中のRustのコードは、GitHubのsudo-rsに掲載されています。マイルストーンのページには、この取り組みに関する計画と目標がまとめられています。