Microsoftが5月20日にニューヨークで行ったプレスイベントにて、噂通り、Surface Proの新型「Surface Pro 3」を発表しました(プレスリリース、engadget日本版、ITmedia、PC Watch)。
解像度2160x1440の12インチディスプレイを搭載し、CPUはCore i3/i5/i7プロセッサを採用。バッテリー持続時間はSurface Pro 2より10%増えて9時間に到達。残念ながらファンレスではなくファン有りですが新設計で十分静かだとか。どちらかというとノートPCのかわりに使うことを狙ったタブレットといえるかもしれません。
価格は最低価格799ドルからで、最高スペックのCore i7/8GB/512GB SSDモデルの場合1,949ドルになります。その他のモデルの価格などは以下の通り(事前に流出した価格と同じようです)。
- Core i3 4GB 64GB: 799ドル
- Core i5 4GB 128GB: 999ドル
- Core i5 8GB 256GB: 1299ドル
- Core i7 8GB 256GB: 1549ドル
- Core i7 8GB 512GB: 1949ドル
米国やカナダでは21日から受注開始で6月20日より出荷。日本などその他地域でも8月末までに出荷するそうです。
以下記になるポイントなど。
大きくなかったけど、軽くなった
重量は800gで、MacBook Air 13インチよりも軽いことをアピールしています。コンテンツの表示も表示領域もMacBook Airを上回っていると主張。2160x1440の解像度は高解像度マニアも納得できるかもしれません。Windows 8のHiDPI設定がはかどりそうです。
タイプカバーやキックスタンドが進化
本体だけではなくて、周辺機器も進化しています。
↑タイプカバーが2重のヒンジ構造により固定しやすく進化。外れにくくなり、ひざ上でも使いやすくなったらしい。
↑キックスタンドの角度も自由自在に。角度調整が柔軟にできると、画面の映り込みが軽減できそうです。
改良の結果、机の上だけじゃなく、ひざ上で使うといった用途でも実用的になったのかもしれません。Ars Technicaに、実際にひざ上で使っている写真が掲載されています。参考までに。
Surface Penは、Wacomから、N-trigのものに変更されたらしいです(WinBeta)。
欲しいような気がする
海外メディアの反応を見ると概ね好意的な印象をうけました。タブレットとノートPCを融合させる野心的なガジェットとして評価されています(がどっちつかずとの批判も)。
個人的にも1台欲しい気がしますが、問題は価格でしょうか。MacBook Air / Proあたりとガッツリかぶっているので、どちらを買うかといわれたらかなり迷います(汗。WindowsノートPCをリプレースする用途だったら迷いはなさそうですけど。
バッテリーの持ちとか、発熱問題とか、実際の使い勝手とか、スペック以外の使用感に関しては、販売後じゃないとよくわからないところがあるので、その辺は今後の評価待ちかもしれません。Microsoftの製品はバージョン3からが本場、という俗説はハードウェアにもあてはまるのか注目したいと思います。
以下カッコイイプロモーション動画をどうぞ。