Appleは先日販売を開始したMacBook Pro 2018は、ホコリやゴミによって故障しやすいと指摘されていたバタフライキーボードが改善されているかどうかに続き、サーマルスロットリングによる処理速度低下問題が注目を集めました。
幸いキーボードの問題はキートップの下に隠されたシリコンの膜によってある程度解消されていることがわかり、サーマルスロットリング問題は後日公開されたソフトウェアアップデートによって解決されたようですが、ユーザーの中には別の問題で悩まされている方もいるようです。
今回新たに見つかった問題は、MacBook Pro 2018やiMac Proに搭載されているT2チップが原因でカーネルクラッシュが発生しているのではないかというものです(The Verge)。著名な開発者Steve Troughton-Smith氏の指摘や、Digital Trendsのレポートによると、Appleのフォーラムや、MacRumorsのフォーラム、その他の場所でカーネルパニックに関する報告が行われているとのこと。
原因ははっきりしませんが、T2チップに搭載されているBridge OSと呼ばれるOSが原因ではないかとの推測が行われています。不具合に遭遇したユーザーはストレージの消去やOSの再インストール、Time Machineバックアップからの復元を試みていますが問題は解決せず、不具合の原因がシステムの最深い部分、T2チップやBridge OSに存在しているのではないかとの推測につながっているようです。