Windows 10やWindows 11はあまりコンパクトなOSではなく、ハードウェアの最小要件として少なくとも20GBの空きディスク容量が必要だと定められています。安価なデバイスや仮想マシンでの実行は難しく、問題を解決するために公式OSを軽量化した「tiny10」や「tiny11」が開発されました。
今回、プロジェクトの作成者@NTDEV氏が、tiny10の最新版「tiny10 23H2」をリリースしています。
tiny10 23H2は旧バージョンに存在した複数の「厄介な問題」を解決していて、新しいツールでtiny10を再構築することによって、ほとんどのWindowsコンポーネントとの互換性が改善しています。Windows Media Playerなどの追加機能を必要なときにいつでもインストールできるようになり、.NET Framework 3.5が再び完全に機能するようになっています。
OCRやTablet PC Mathプログラムのような使用頻度の低い機能が削除されたのに対し、DefenderやBitLockerを含むWindows標準のセキュリティ機能はすべて搭載しています。
The big refresh begins!
Introducing tiny10 23H2 x64! This much-requested release of tiny10 is a pretty major departure from previous versions in multiple ways that fixes lots of nagging issues that people have reported.
It's also been rebuild using OSS utilities. pic.twitter.com/JmpAy2RXtf— NTDEV (@NTDEV_) August 23, 2023
tiny10 23H2はInternet Archiveからダウンロード可能です。今のところx64版しか存在せず、x86版が必要な場合は、5月にリリースされたtiny 10 version 2023を使用する必要があります。
[via Neowin]