TIOBE Softwareがプログラミング言語の人気ランキング「TIOBE Index」の2020年11月分を発表しました。
今月のランキングではこれまで3位だったPythonがJavaを抜いてついに2位にランクインしたことが注目を集めています。TIOBE SoftwareのCEOであるPeter Jansen氏によるとCとJavaはここ20年間上位2位を独占していたとのこと。近年の世界的な人気の高まりを受けPythonがついにその壁を打ち破ったことになります。
同氏は、Pythonの人気はデータマイニングやAI、数値計算などのブームに影響していると考えられているが、実際はそれ以外の一般的なプログラミングの需要に関係があると見解を述べています。現在ではプログラミングのスキルが多くの場面で必要とされており、ソフトウェアエンジニアでなくても扱える、シンプルで編集サイクルが速く、習得しやく、スムーズに配置できる言語が求められていて、Pythonはこれらのニーズを全て満たしているというものです。
その他、Rは昨年の16位から9位に、Perlは21位から12位に、Goは20位から13位に順位を上げています。逆にSwiftは10位から14位に、Rubyは11位から15位に順位を下げています。
TIOBE Indexはプログラミング言語の人気の指標で、GoogleやBing、Wikipedia、Amazon、YouTube、Baidoなどの主要な検索エンジンの検索結果を分析して作成されています。