TIOBE Softwareがプログラミング言語の人気ランキング「TIOBE Index」の2021年4月分を発表しました。
今回のランキングではまず、Appleのプログラミング言語「Objective-C」がTIOBEインデックスのトップ20から脱落したことが注目されています。Objective-Cは10年ほど前に登場し、2021年と2021年には言語オブザイヤーを受賞していました。
当時はiPhoneがブームになり始めていたころで、Objective-Cは、iPhone用のアプリケーションを作成するためのプログラミング言語として人気を集めました。しかし、2014年にAppleがObjective-Cを置き換えるプログラミング言語Swiftを発表して以降、徐々に人気が下降していき、7年をかけてついにトップ20から脱落することになりました。
また史上初の商用プログラミング言語として知られるFortranが10年以上を経てトップ20に復活しています。ここにきてのFortran人気の復活は、数値計算のニーズが高まっていることが原因にあるのではないかと推測されています。
TIOBE Indexはプログラミング言語の人気の指標で、GoogleやBing、Wikipedia、Amazon、YouTube、Baidoなどの主要な検索エンジンの検索結果を分析して作成されています。