TIOBE Softwareがプログラミング言語の人気ランキング「TIOBE Index」の2024年6月分を発表しました。
今期のランキングではC++が2位になったことが注目されています。C++言語は、オブジェクト指向などさまざまな機能が追加されたC言語の改良版ですが、Cを打ち負かすまでに誕生から39年かかったことになります。
C++の標準規格は、2011年から3年毎にリリースされるようになっており、コンパイラーやエンジニアの多くは新しいペースについていけていないものの、言語機能の進化の面では新しい制度が成功だったと考えられています。C++の主な長所はパフォーマンスやスケーラビリティで、組み込みシステムや、ゲーム開発、金融トレーディングソフトウェアなどで多用されています。
その他、7位にランクインしたGoや、17位になったRustなどが順位を上げたプログラミング言語として注目されています。
人気トップ10のプログラミング言語は以下の通りです。
人気1位のプログラミング言語はPythonで、若干の変動はあるもののトップの座を守り続けています。日本生まれのプログラミング言語Rubyは18位で、昨年の同時期と同じ順位です。
TIOBE Indexはプログラミング言語の人気の指標で、GoogleやBing、Yahoo!、Wikipedia、Amazon、YouTube、Baiduなどの主要な検索エンジンの検索結果を分析して作成されています。IEEE Spectrumや、RedMonkのランキングとならんでプログラミング言語の人気を示す指標の一つとなっています。