TIOBE Softwareがプログラミング言語の人気ランキング「TIOBE Index」の2023年11月分を発表しました。最新のランキングでは18位から15位へ順位を3つ上げたKotlinが注目を集めています。
KotlinはJavaと相互運用可能なプログラミング言語で、最初注目を集めたのは、GoogleがAndroidアプリ開発用言語としてKotlinをサポートすると発表した2017年でした、そのときKotlinはTIOBE指数でピークの1%を獲得しましたが、その記録が今月破られ現在1.15%を獲得しています。
Kotlinは強力な型システムを持ち、ヌルポインタ例外の発生を言語機能によって抑制できるなど、モダンなプログラミング言語の要件を満たしています。TIOBE Software CEOのPaul Jansen氏は「"ビッグ4"の一員になれるかはわからないが、Kotlinはトップ10に入ることができると確信している」とコメントしています。
人気トップ10のプログラミング言語は以下の通りです。
Python、C、C++といったトップ3を含めて先月から順位は変わっていません。日本生まれのプログラミング言語Rubyは18位と先月の19位から1つ順位が上がっています。
TIOBE Indexはプログラミング言語の人気の指標で、GoogleやBing、Yahoo!、Wikipedia、Amazon、YouTube、Baiduなどの主要な検索エンジンの検索結果を分析して作成されています。IEEE Spectrumや、RedMonkのランキングとならんでプログラミング言語の人気を示す指標の一つとなっています。