ターミナルマルチプレクサ「tmux」の最新版「tmux 2.0」が5月6日(現地時間)、リリースされました。現在公式サイトより、最新版ソースコードをダウンロードすることができます。
バージョン1.9aからバージョン2.0.6における重要な変更点は、以下の通りです。
- choose-listコマンドの削除。
- 'terminal-overrides'がセッションオプションからサーバーオプションへ。
- 'message-limit'がセッションオプションからサーバーオプションへ。
- 'monitor-content'オプションが削除。
- 'pane_start_path'オプションが削除。
- 一部のコマンドで使用されていた"info"メカニズムが削除され、成功時なにもしないようになる。
CHANGESにはそのほか「Normal Changes」に属するさまざまな変更点が記載されています。詳細はそちらを参照することをおすすめします。
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ビルド方法
Homebrew / MacPortsや、その他パッケージ管理システムのアップデートが待てない方は、ソースコードからビルドすることもできます。
ターミナルを開いて以下のコマンドを実行します。
$ ./configure && make $ sudo make install
「/usr/local/bin/tmux」にインストールされます。「/usr/local/bin/tmux -V」でバージョンを確認し「2.0」と表示されれば完成です。
メジャーバージョンが上がりましたが、ぱっと見それほど大きな変更はない様子。Hacker Newsや、Redditでは、tmuxやそれに類するソフトの使い方に関して議論が交わされています。ターミナル活動の生産性を向上したい方は確認してみてはいかがでしょうか。