Appleが今年発売した新型MacBook Pro(Late 2016)には、大部分の機種に従来のESCキーやファンクションキーをタッチバーで置き換えるTouch Barが搭載されています。
AppleはmacOS Human Interface Guidelinesを公開し、Touch Barをディスプレイとしてではなく、キーボードやトラックパッドの延長として扱うよう要望していますが、開発者達の好奇心を留めることはできず、これまでにTouch Barを使ったユニークなアプリケーションが多数公開されています(ナイトライダー、Nyan Cat、Doomなどなど)。
その一例としてこのたび新たに公開されたのは、Pac-Man for the MacBook Pro Touch Barです(MacRumors)。15歳の開発者、Henry Franks氏によって作成されたSwiftプログラムで、水平のライン上のステージでパックマンをプレイすることができます。
プログラムが動作する様子を撮影した動画が、MashableのRaymond Wongによって作成され、YouTubeで公開されています。
パックマンは矢印キーで操作可能で、途中の壁が存在しない箇所では上下に移動できることが確認できます。
またもう一つパズルゲームのレミングスを再現したLemmings in your touch barなるプログラムも公開されています。こちらは開発者のErik Olsson氏によって作成されたもので、レミングスが前後に移動する様子や、タッチに反応する様子が確認可能です。
This may be the best app I've ever built pic.twitter.com/Z9WJi7e74G
— Erik Olsson (@valross2) 2016年12月11日
Appleのガイドラインに反するこれらアプリは、Mac App Storeで公開することは不可能だと思われますが、開発者が自由にプログラムを開発し、ユーザーが自力でインストールして動作させる自由は残されています。