Minecraft 1.7.3の挙動を解析し、著作権に抵触しないクリーンルーム設計で独自に実装しなおすプロジェクト「TrueCraft」が動き始めています。
TrueCraftは、Minecraft 1.7.3以降で取り入れられたEndや、オールインワンのレッドストーンデバイス、村のギフトショップのような、ゲームの本質に関係ない要素をそぎ落とし、当初のMinecraftスピリットを取り戻す試み、とのこと。
ソースコードはGitHubで公開されており、C#で記述されています。野心的な試みとして、Hacker Newsでも大きな話題となっています。
まだサーバーコンポーネントしか動かない
現段階では、まだサーバーコンポーネントの開発中で、公式のMinecraft beta 1.7.3クライアントを使って接続したスクリーンショットが公開されてるだけですが、。今後のロードマップでは、クライアントの開発やModのサポートなどさまざまな機能が実装される予定が立てられています。
- サーバー実装(進行中)
- クライアント実装
- 新しい認証機能
- 良いモノのバックポート
- Modのサポート
TrueCraftはあくまでbeta 1.7.3を至高と定めて開発されているようですが、それから後のMinecfatで取り入れられた、それほど悪くない物事は取り入れる予定があるようですね。
ソースコードのビルド方法
ソースコードのビルド方法はGitHubで簡単に説明されています。
「git clone --recursive git://github.com/SirCmpwn/TrueCraft.git」でソースコードを持ってきて、Visual Studioか、Monodevelopを使ってビルドするのが一番簡単なようです(monoを使えば、UNIX / OS Xなどでもビルドできそうですが、未確認です)。
今回はVisual Studio 2013でビルドしてみました。上の画面はサーバーが立ち上がったところです。
今後に期待
現段階ではまだ実用段階であるとはいえなさそうですが、今後の発展に期待したいと思います。本家Minecraftとまた違った魅力的な世界を構築することができるのか要注目です。