Google Chromeでは現在、Manifest v2からManifest v3への移行作業が行われています。
この影響により世界で最も人気のある広告ブロッカー「uBlock Origin」など、Manifest v2拡張機能が使えなくなることになりますが、まだしばらくこの拡張機能を使用し続ける方法が存在します。
ホームユーザー向けのManifest v2拡張機能には猶予はありませんが、エンタープライズユーザーは1年サポート期間を延長することができ、ホームユーザーでもこの方法を流用することができるからです。
以下Windows版の方法を説明します。
目次
Windows版ChromeでManifest v2を1年追加で使用する方法
Windows版Chromeではレジストリ設定を変更することで、uBlock Originを含むManifest v2対応拡張機能を追加で1年間使用することができます。
手順は以下の通りです。
- スタートメニューなどから「regedit.exe」を実行。
- レジストリエディタが起動したらHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Google\Chromeキーに移動する。キーが存在しない場合は作成する。
- 右クリックから「新規 > DWORD(32-bit)」を選択。
- 名前をExtensionManifestV2Availabilityとする。
- ダブルクリックして値を2に変更する。
- PCを再起動する
ExtensionManifestV2Availabilityのレジストリ値の意味は以下の通りです:
- 0: デフォルト。Googleの設定に従う。
- 1: Manifest v2は無効化。
- 2: Manifest v2は有効。あと1年使用可能。
- 3: Manifest v2は強制拡張機能でのみ有効。
LinuxやmacOSでもエンタープライズポリシーを適用することで、それぞれ設定可能です。詳細はGoogle公式サイトでご確認ください。
[via gHacks]