Canonicalは4月23日(現地時間)、Ubuntu 20.04 LTS(Focal Fossa) Desktop/Server/Cloud/Coreの正式版を公開したことを発表しました(Neowin)。
Ubuntu 20.04 LTSはセキュリティとパフォーマンスを重視した長期サポート版で、GNOME 3.36デスクトップ環境の導入によって、新しいロック画面やダークモードが利用可能になっています。モダンなYaruテーマや新しい壁紙がデフォルトとして採用され、サイドバーからはAmazonボタンが削除されました。
その他、Ubuntu Software toolがSnap Storeに置き換えられ、コマンドラインを使用することなく、Snapアプリをより簡単に管理することが可能となっています。Canonicalによると、Slack、Plex、Spotify、JetBrains、Visual Studio Codeなど、現在6,000のSnapアプリが存在するとのこと。
Linuxカーネルは長期サポート版のv5.4に更新され、WireGuard VPNがデフォルトでサポートされています。またシステムを低レベル攻撃から保護するUEFI Secure Bootや、パスワードレス認証のFast ID Online(FIDO)にも対応しています。
Ubuntu 20.04は長期サポートリリースであるため、Canonicalによって2025年までメンテナンスされる予定です。