現在薄型ノートPCが人気を集める反面、筐体自体が小さい超小型ノートPCはあまり人気がありません。ただし、GDP Pocketのような一部のデバイスは、ファンからの熱心な支持もあり後継版が作られ続けています。
今回、DIY好きのPenk Chen氏が、メカニカルキーボードを搭載したレトロフューチャーな超小型PC「Penkesu」を作成し、写真や動画をインターネット上に公開しています(The Verge)。
Hacker voice: I’m in pic.twitter.com/CA7jxTMnhe
Penk Chen (@penk) February 13, 2022
「Penkesu」のケースは、3DプリントされたパーツとゲームボーイアドバンスSPのヒンジを組み合わせて作られています。蓋側には400×1,280の7.9インチ静電容量式タッチスクリーンが搭載され、HDMIのリボンケーブルによって、本体側のRaspberry Pi Zero 2 Wに接続されています。
本体を構成するパーツはその他に、充電用USBインターフェースとリチウムイオンバッテリーのみとシンプルで、キーボードは、Arduinoコントローラー、薄型のKailh Choc V1スイッチ、薄型のキーキャップ、その他電子部品でくみ上げられています。
小型ノートPCとしてはソニーの「VAIO P」が有名ですが、価格やパフォーマンスなどの面で欠点もあり、一般的に普及するというところまではいきませんでした。VAIO Pの後継機種を待ち望んでいた方は、DIYで完璧に自分好みのPCを作成することにチャレンジしてみるほうがよいのかもしれません。