Microsoftは先日、Windows 11 Version 22H2(Build 22621)を、Windows Insider ProgramのRelease Previewチャンネル向けにリリースし、一般提供に向けた新たな一歩を踏み出しました。
しかし、この22H2アップデートが、サポート対象外のハードウェアに対しても提供されるという不思議な不具合が報告されている模様です(Neowin)。
この問題は、Windows 10のRelease Previewチャンネルを使用している環境で多く発生しており、本来、Windows 11がインストールできないシステムでも、Windows Updateの画面に「Windows 11,version 22H2 is ready」というオファーが表示されている模様。
▲上記のスクリーンショットはRedditユーザーのAceRimmer412氏が投稿してもので、i5-7200UというWindows 11でサポートされていないプロセッサを搭載したHP x360のWindows 10環境に、Windows 11 22H2アップグレードが提供されている状況を示しています
またさらに古いハードウェアでもアップグレードオファーが提供されている場合があり、実際にアップグレードしたというユーザーも存在しているようです。
My old Dell Optiplex 7040, i7-6700 3.4GHz, 16GB, Intel HD 530 became eligible today, and I've upgraded it (using it to type this).
When I get home, I see if my old Dell XPS 15 9560 will now work.
このアップグレードオファーは、Windows 10 Release Previewチャンネルを使用している全ての環境で表示されているわけではなく、何らかの不具合によって発生している可能性があると考えられています。
なお、今回非互換PCをWindows 11にアップグレードできたとしても、今後要件チェックが実施された場合などに、なんらかの不具合が発生することが考えられます。実験環境以外ではサポート対象外のハードウェアをWindows 11にアップグレードしない方が安全だと思います。
