HashiCorpは12月21日(現地時間)、開発環境構築支援ツールVagrantの最新版「Vagrant 1.8」をリリースしました(公式ブログ)。現在公式サイトよりMac / Windows / Linux用のインストーラーパッケージをダウンロードすることができます。
Vagrant 1.8では、VirtualBox/VMwareのBoxのインポート速度を高速化する「Linked Clone」の導入や、開発環境のスナップショットを保存することができる「vagrant snapshot」コマンドの追加が行われています。またWindows環境で利用できる「vagrant powershell」コマンドや、フォワードポートを一覧表示する「port」コマンド、Ansibleをゲストで実行する「ansible_local」プロビジョナーも追加されています。変更の詳細はCHANGELOGで確認してください。
Vagrant 1.8は、Ottoリリース後初となるVagrantのメジャーリリースです。Ottoによって、Vagrantの今後を不安視する声もあったなか、Vagrant 1.8はOttoのニーズを取り入れつつ同時に開発が行われていくVagrantの実例であると説明されています。
さらに改良が行われたVagrant 1.9をリリースした後、2016年にドラスティックな変更を取り入れたVagrant 2.0 をリリースする計画も発表されています。