Oracle、「VirtualBox 5.0」正式版をリリース - 準仮想化 / USB 3.0などをサポート

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Oracleは7月9日(現地時間)、仮想化ソフトウェア「VirtualBox」のメジャーバージョンアップ版「VirtualBox 5.0」をリリースしました(プレスリリースChangeLogPhoronix)。現在公式サイトより、Windows / OS X / Linux / Solaris用のバイナリパッケージをダウンロードすることができます。

VirtualBox 5.0はメジャーバージョンアップ版で、準仮想化やUSB 3デバイスのサポートをはじめ、さまざまな新機能が追加されています。

目次

VirtualBox 5.0の新機能

VirtualBox 5.0では以下にあげる新機能が追加されています。

  • 時間管理の正確性とパフォーマンスの向上をもたらす、Windows/Linuxゲストにおける準仮想化のサポート。
  • ハードウェア支援による仮想化、およびネステッドページングを実行している際、ゲストでより多くの命令セットの拡張機能が利用可能に。SSE 4.1、SSE4.2、AES-NI、 POPCNT、 RDRAND、RDSEEDが含まれる。
  • xHCIコントローラーがUSB 3デバイスをサポート。
  • Windows / Linux / Solarisゲストで双方向のドラッグ・アンド・ドロップをサポート。
  • ディスクイメージの暗号化をサポート。
  • VMがセパレートモードで起動可能に。フロントエンドがVMを終了することなく停止することができる別のプロセスとして実行中に、VMプロセスはヘッドレスモードで開始する。
  • GUI: VMゲストコンテンツスケーリングサポート(3D accelerationを含む)。
  • GUI: ステータスバー、メニューバー、ゲストコンテンツスケーリングをカスタマイズできる設定ページの新しいインターフェイス
  • GUI: ディスクイメージの暗号化オプションをカスタマイズできる新しい暗号設定タブ。
  • GUI: アプリケーションアイコンと、Mac OS Xに対するスケーリングされないHiDPI出力機能を含むHiDPIサポート(3D accelerationを含む)。
  • GUI: SATAディスクにおけるホットプラグサポート。
  • ホストのオーディオバックエンドに優れた抽象化を提供するモジュラーオーディオアーキテクチャ。
  • WindowsにおけるNDIS6ネットワークフレームワークのサポート。

そのほか、既存機能に対する不具合も多数行われています。詳細はChangeLogを参照してください。

新機能の中で注目されているのは、準仮想化(Paravirtualization)で、ゲストOSとしてインストールしたWindowsやLinuxのパフォーマンス向上が期待されています。

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