Oracleは先日、仮想化ソフト「VirtualBox」のメジャーバージョンアップ版「VirtualBox 7.0」をリリースしました。
VirtualBox 7.0では仮想マシンの暗号化や、クラウド仮想マシンをローカルマシンとして管理することができる機能の追加、Direct X 11のサポート、Windows 11への対応など、さまざまな新機能が追加されているなか、ホストマシンとしてM1/M2プロセッサを搭載したMacを初めてサポートしている事も注目を集めています。
ただし、現在Appleシリコン搭載MacをサポートしたVirtualBox 7.0(VirtualBox-7.0.0_BETA4-153978-macOSArm64.dmg
)は開発者向けプレビューとして位置づけられており、起動すると画面上に「BETA build warning」という警告メッセージが表示されます。
またリリースノートにも以下のような情報が掲載されています。
macOS host: Providing a Developer Preview package for systems with an Apple silicon CPU. This is unsupported work in progress, and is known to have very modest performance.
「非常に控えめなパフォーマンス」との注意があり、現段階で実用的な機能ではないようですが、ParallelsやVMware Fusionに続き、今後のARM Macへの対応が期待されます。