Microsoftが先日公開した、Windows用の2019年8月のすべての月例更新に、Visual Basicに関連した既知の不具合が存在することがわかりました。
不具合の内容は「Visual Basic 6(VB6)、VBA、VBScriptを使用するアプリがエラーで応答を停止する場合がある」というもので、
それぞれのプラットフォームで該当する更新プログラムをインストールしたあと、Visual Basic 6(VB6)を使用して作成されたアプリケーションや、Visual Basic for Applications(VBA)を使用したマクロ、Visual Basic Scripting Edition(VBScript)を使用したスクリプトまたはアプリが応答を停止し、"invalid procedure call error(無効なプロシージャコール)"を受け取る場合もあると説明されています。
影響を受けるプラットフォームおよび更新プログラムは以下の通りです。
- Windows 7 and Windows Server 2008 R2: KB4512486 and KB4512506
- Windows 8.1 and Windows Server 2012 R2: KB4512488 and KB4512489
- Windows 10 version 1507: KB4512497
- Windows 10 version 1607 and Windows Server 2016: KB4512517
- Windows 10 version 1703: KB4512507
- Windows 10 version 1709: KB4512516
- Windows 10 version 1803: KB4512501
- Windows 10 version 1809 and Windows Server 2019: KB4511553
- Windows 10 version 1903 and Windows Server 1903: KB4512508
Microsoftは現在この不具合を調査中で、問題が解決され次第更新プログラムを配信する予定です。
今回の不具合の原因は不明ですが、Microsoftは最近IE 11でVBScriptを無効にするという変更を行っており、関連が疑われています。