Microsoftは3月15日(現地時間)、「Visual Studio 2022 for Mac Preview 7」をリリースしました(Visual Studio Blog)。1ヶ月前に公開され、多数のバグフィックスとUIの修正が行われたPreview 6に続くアップデートで、前回のリリースと同様、大量のバグ修正や、UIの改良、さまざまな新機能の追加が行われています。
Preview 7の新機能としてはまず、Xamarinモバイルツールの復活があげられます。Preview 6のリリース時は、既知の問題に対処するため一時的にXamarinツールのフィードバックの受付が停止されましたが、今回のリリースではフィードバックの受け付けも復活しています。Androidエミュレータの修正から、エラーメッセージの更新など細かなものまで含め、モバイルワークロードのための50近くのバグフィックスが行われています。Xamarinのほかに、.NET MAUIについても進展しているものの、17.0 GAで.NET MAUIサポートは含まれない予定です。
またプリファレンス画面をmacOSのネイティブUIにポーティングする作業が完了しています。「C# Code Formatting」「Snippets」「Behaviorパネル(CSS/HTML/JSON)」「External Tools」などの設定画面がmacOSのUIに移植されています。
加えて、Azure Functions V4を用いたアプリケーションの開発をサポートし、.NET 6を用いたサーバーレスアプリの開発が可能になりました。Azure Functions V4 のサポートにより、arm64 .NET 6 SDK が必要だった M1 (arm64) ベースのプロセッサでのAzure Functions開発も可能となっています。 Preview 7では、Intelまたは M1 ベースのマシンで Azure Functions V4を使用でき、Azure Functions V2 & V3 プロジェクトをIntelベースのプロセッサー開き、開発できます。
その他、キーボードショートカットがes-ESキーボードレイアウトで機能しない問題や、ライブラリのデバッグ時にブレークポイントでプログラムの実行が停止しない問題、安定性/クラッシュに関する数多くの問題が修正されています。
変更点の詳細はこちらで確認可能です。