VMwareは25日(現地時間)、macOS用仮想化ソフト「VMware Fusion」の最新版「VMware Fusion 11」をリリースしました(公式ブログ、MacRumors)。最新版は先日正式公開されたmacOSの最新版macOS Mojaveをホスト・ゲストとしてサポートしているほか、18コア搭載のiMac Pro、6コアCore i9を搭載したMacBook Pro 2018など最新のMacに対応しています。
グラフィックの面では、ホストとなるMacのMetalグラフィックレンダリングエンジンをサポートし、DirectX 10.1との互換性を確保。また最新MacBook ProのTouch Barにも対応しています。
新しいアプリケーションメニューによって仮想マシンを素早く選択可能になったほか、MacBook Proモデルではカスタマイズ可能なタッチバーコントロールによって操作性も改善されています。仮想Linuxにssh経由で素早く接続できる「One-Click SSH」と呼ばれる機能も追加されています。
ゲストOSとしては、Windows 10 October 2018 Updateや、macOS 10.14 Mojave、Ubuntu 18.04.1、Fedora 28など最新の各種OSをサポートしています。
インストール要件は2011年以降にリリースされたMacで、OS X El Capitan 10.11以降となっています。
VMware Workstation Pro 15.0も同時に販売開始
またWindows向けの仮想化ソフト「VMware Workstation Pro 15.0」もリリースされており、こちらも最新OSのサポートや、各種新機能の追加が行われています(公式ブログ)。
公式ストアではすでに販売が開始されていて、ライセンスの価格は以下の通りです:
ソフト | 新規購入 | アップグレード |
---|---|---|
VMware Fusion 11 | 9925円 | 6253円 |
Workstation 15 Pro | 30877円 | 18565円 |