Mac用の仮想化ソフトVMWare Fusionの技術プレビュー版が7月初頭に公開され、新しいMac用オペレーティングシステムmacOS Big Surに対応する予定であることがわかりました(AppleInsider)。
VMWareはプレビュー版の詳細に関し、macOS Big Surをサポートするという事以外の情報を明らかにしていません。しかし続くツイートで、ユーザーに対しARMでFusionをどのように使用するか質問しています。
Share with us your big dreams... how would you use Fusion on ARM? https://t.co/GrtNmpJiC3
— VMware Fusion (@VMwareFusion) June 23, 2020
AppleがApple Silicon搭載Mac向けに導入する「Rosetta 2」はIntel向けアプリを変換して実行することができますが、仮想化ソフトの変換には対応していません。仮想化ソフトウェア側の対応が待たれるなか、VMware FusionがApple Silicon対応に向けた作業を進めているのではないかと見込まれます。
なおWWDC20の基調講演中にはARM A12Z Bionicを搭載したMacで、Parallelsを使ってLinuxが動作する様子が披露されました。ParallelsもApple Siliconに対応版の開発を進めていると思われますが、これらApple Siliconに対応した仮想化ソフトが、x64ゲストを動作させることができるのか(x64 on ARM)、ARMゲストのみに限定されるのか(ARM on ARM)現段階では不明な状況です。