Microsoftの軽量開発環境「Visual Studio Code」は最近、Stack Overflowの調査で人気1位を獲得するなど存在感を高めてきています。
Visual Studio CodeのソースコードはMITライセンスの元オープンソースコードとして公開されていますが、公開されているリリースビルドには、Microsoftのロゴやテレメトリー機能などが含まれており、その違いが気になるという方もいるかもしれません。
本日紹介する「VSCodium」はこの問題を解決するVisual Studio Codeのフォークです。
機能的には同じですが、VSCodiumのリポジトリにはVisual Studio CodeからFLOSS(Free/Libre and Open Source Software)リリースビルドを生成するためのビルドスクリプトが含まれており、ソースコードから自分でビルドすることなく、テレメトリーフリーでMITに完全準拠した実行ファイルをダウンロードすることが可能となっています。
VSCodiumの使用方法
VSCodiumは、GitHubのリリースページから最新の実行ファイルをダウンロードしてインストールすることができます。Windowsの場合はexe、Linuxの場合はdebやrpm、Macの場合はdarwin-xx.zip等を利用すると良いでしょう。
VSCodiumの基本機能はオリジナルのVisual Studio Codeと同じです。
▲about画面のアイコンやタイトルが異なりますが、Welcomeページの表示は「Visual Studio Code」のままになっていることがわかります。
▲Visual Studio Codeの画面はこちら。
VSCodiumもVisual Studio CodeのMarketplaceが問題なく使用可能で、日本語言語パックをインストールすると日本語化することもできます。
まとめ
最初に説明したとおりVSCodiumの機能はロゴやテレメトリー無効以外は本家Visual Studio Codeと同じです。Microsoftのロゴや診断機能をできるだけ避けたいと思っている方は試してみると良いかもしれません。
タイトル | VSCodium | |
---|---|---|
公式サイト | https://github.com/VSCodium/vscodium | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/7621-vscodium | |
説明 | Visual Studio Codeのテレメトリー機能を無効化したフォーク版。 |